特集:トップインタビュー

稲葉社長が語る 今期の取り組みと今後の成長戦略

事業環境について教えてください。

ターゲットとする顧客層は、生産性向上や人材不足を課題とする中小企業です。こうした企業からのサービスに関する問い合わせは毎月800件以上あり、年々増え続けています。特に今期は直販における受注件数も対前期比で大きく伸びています。背景として中小企業の働き方改革への取り組みがいよいよ本格化してきたことが考えられます。当社の主力サービスであるナレッジスイートを導入していただいた企業は累計で5,300社以上になります。とは言え、日本企業の99.7%を占める中小企業は400万社以上あり、個人事業主を除いて200万社と仮定した場合でも、シェアは1%未満です。また、中小企業向けSFAの市場においてシェア1%に届く競合は現時点で1社もないと認識しています。サービス自体に集客力があるBtoBサービスは他にはないと自負しており、開拓余地の大きい市場で、当社は優位な状況にあると考えております。

トップインタビュー

M&Aにより本格化させたシステムエンジニアリング事業のねらいを教えてください。

第4次産業革命がキーワードになると考えています。IoTやAIといった技術革新が、日本経済や雇用、ライフスタイルに至るまで、様々な影響をもたらすと言われています。先端技術を活用したサービス開発を行っている当社にとっても大きく関わってくると考えています。こうした変革を担うのはやはりエンジニアですが、IT人材不足は今後深刻化していくことが予想されています。システムエンジニアリング事業を積極的に展開することで、自社のサービスや開発力を拡充させていくと共に、IT人材不足を補完する新しいサービスを展開し、中小企業のニーズをより広範囲にカバーしていきます。

2019年9月期の取り組みを教えてください。

ナレッジスイートのサービス領域を拡大し、中小企業のより広範なニーズに対応できる体制強化と新サービスの開発に取り組みます。2018年7月に資本業務提携を行った株式会社インプリムとの中小企業の働き方改革支援を目的とした協業もその一つです。また、M&Aによりエンジニア100名体制を確立することができたため、次の取り組みとして技術サービスの品質を高めることに注力し、IoTやAI技術の活用に向けた研究、エンジニア一人ひとりの能力向上を図っていきます。
また、営業力の強化は特に喫緊の課題としています。顧客からのサービスに対する問い合わせが急増し、展示会への出展といったプロモーション活動の効果による顧客対応も増えていることから、営業のスキル、人員数、拠点を喫緊に拡充していく必要があります。代理店との協業や新拠点の開発等も検討を進めています。
グループ全体では、引き続きM&Aも視野に入れながら、人財に対する先行投資をしていく期であると位置付けています。

今後の目標とビジョンを教えてください。

営業活動におけるプロセスの自動化を推進し、
早期に売上100億円、営業利益率15%を達成させる!

上場から1年経ち、売上も社員数も大きく成長し次の目標として早期に売上100億円、営業利益15%の企業になることを目指しています。そのためにメイン事業である中小企業向けクラウドサービスの導入に力を注ぎ、またM&Aも実施していきます。ナレッジスイートというサービスは確立されてきているので、その周辺ニーズを補う新サービスや、エンジニアが主導するシステムの受託開発を増やすなど、ナレッジスイートをコアとするサービス領域をどれだけ拡大できるかということがグループとしての成長の方向性になります。
メインサービスであるナレッジスイートは、これまで営業社員が行っていた事務的な作業をシステム化し効率化を図るものですが、目指しているのは“人間にしかできない仕事に集中できる環境”を提供することです。そのためにテクノロジーを業務に最大限活用する、という現在主流となるRPA(Robotic Process Automation)が持つ考え方は創業以来変わりません。最終的に目指しているのは、中小企業を総合的に支えるインフラとなることです。当社のサービスが総合して、中小企業の「働き方改革推進室」という一つの部門であるように機能しているイメージです。「脳力をフル活用できる世界へ。」という経営ビジョンのもと、今後も日本の中小企業の活性化に貢献していきます。

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